【強くなる将棋講座】香の手筋
公開日:2016年11月11日
カテゴリー:将棋
香の手筋で刺していくぜ
【田楽刺し(でんがくざし)】
香は桂と同じくらいで、歩よりは価値が高い駒なので、桂&香&歩以外の価値の高い駒と交換することができれば駒得することができます。
どこに香を打つのが良いでしょう。ヒント「角の頭は丸い」
▲8五香と打つのが正解です。後手は角を逃げても飛車が取られてしまうので、大駒一枚とられてしまうことは避けられません。
▲8九香と打つのも田楽刺しではありますが、△5七角成▲8六香△同飛となり「香と銀の交換」で駒得ではありますが、大駒を取れる▲8五香がまさります。
【玉頭狙いの香】
振り飛車VS居飛車の中盤戦。
ここで振り飛車側からぜひ指しておきたい一手があります。
この▲2六香が良い形の攻めとなります。次に▲2三香成△同玉▲4一竜を狙います。
それと同時に、居飛車から端攻めをされたときには守りにとても役立ちます。
【時間稼ぎのテクニック】
△2八角と香取りに打たれた場面。ここで受けのテクニックがあります。
まずは▲1八香と逃げます。そして△1九角成に▲1六香とさらに逃げます。そうすることによって、香を取られるのを遅らせることができます。
最初から▲1六香と逃げてしまうと、△1七角成とされてすぐに香が取られてしまうわけです。
今回は渋めの手筋も紹介してみました。香はやはり田楽刺しが気持ち良いですね。