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【強くなる将棋講座】銀の手筋

公開日:2017年01月13日 カテゴリー:将棋 タグ:

今回は銀の手筋をご紹介するお。
銀は横や真下には動けず、ナナメっぽい動きをする駒である。その特性を生かしたい。
しかし、手筋を使えば1手で銀が横に動ける場合もあるのです。

【割り打ちの銀】


持ち駒の銀を攻めに使う際に、もっとも基本となる攻め筋が「割り打ちの銀」だ。
敵陣にスキがあった場合、まずはこの筋から考えたい。


この▲61銀が「割り打ちの銀」の手筋だ。以下△82飛▲52銀成△同飛などと進むが、相手の大事な守りの金を一枚はがすことに成功した。しかも手番は握ったままである。
こういった銀打ちのチャンスがあれば、ほとんどの場合は打っていくのが好手となる。相手の駒は「飛と金」だけでなく「金と金」の組み合わせでも良い。
ただ、銀を相手に渡すことになるので反撃が厳しい場合などは打たないほうが良い場面もたまにある。


【桂頭の銀】


今度は受けの手筋だ。文字通り、相手の桂頭に銀を打つという手である。そうすることによって相手の桂の利きを両方防ぐことができて、非常に相性の良い受けになる。
相手は次に△16桂や△36桂の攻めを狙っている。


この▲25銀が「桂頭の銀」という受けの手筋である。「桂先の銀、定跡なり」という格言もあるぐらいだ。
この「桂頭の銀」には受けるだけでなく積極的な意味もある。次に▲24銀と桂を取る狙いがあるからだ。この局面は極端な例だが、▲25銀のあとに▲24銀△同歩▲23桂という詰み筋がある。
詰み筋まではなくても、桂が質駒(いつでもとることができる駒)になるというメリットが大きい。

【銀を横に動かす】

最後に渋い手筋を見ていこう。。銀は横に動かすと反則負けになってしまうが、合法的に動かすことができるのである。
▲25歩△同歩▲同銀△24歩▲36銀と進んで、下図となる。


5手1組の手順で、見事に1手で銀を横に移動させることに成功した。この▲36銀のポジションはとても良い形である。2筋~4筋の攻めを狙えることに加えて、▲37桂と跳ねたあとに将来の△36歩の桂頭攻めを未然に防いでいることが大きい。
このように「どういう形が良い形か」ということを知っていくことは将棋の上達に欠かせないので、意識していきたいところだ。