勝天負地

まずは一番の夢が叶った
とはいえ、今後も
勝つことによってしか幸せになれないよねー
まあ、そういう人生であることが
幸せであるとも言えるのだけど

奨励会退会してからの方針としては
自分が一番生かされる展開、
自分が一番将棋界を盛り上げられる展開、
というのが、プロアマ戦で活躍して
プロ編入試験を受けて
棋士になる
っていう展開だと思ったから

理想としてはそこを描いて生きてきたので、
そうなる確率を高めるように生きてきたつもりで
実際にそうなったのは驚きだけど
確率を高めるように生きてきた自負はあるので
理に適った現象だとは思う

正直言って、自分が自分の欲として
棋士にどうしてもなりたかったかというとそうでもなくて
自分を生かす道筋が、この道だと思ったから
それを実現したかった
ということ

今後、一番盛り上がる展開というのは
藤井聡太七段をタイトル戦で倒す
っていう展開だと思うので
それを夢として目指すのだけど
藤井聡太七段に対して特別な思い入れがあるわけでなく
考えられるストーリーとして、それが一番
盛り上がるかなーと思うから
実現したい、っていう
そういうマインドですね

こういうことは普段の取材とかだと
まわりくどすぎて説明も大変ですし
そんなことややこしいこと言われてもなあ・・・
もっとシンプルな喜びを語ってくれたらいいんですけど・・・
みたいに思われそうなので
ほとんど言うことはなくて
長年憧れてたプロ棋士になれて嬉しいです
みたいなシンプルなコメントになってしまうのですが
深めに語ると、そういう方針で生きてきた
ということなんですね