アゲアゲ将棋教室
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アゲアゲこと折田翔吾と申します。

昨日の対局とデビュー後の戦績について 20200926

公開日:2020年09月26日 カテゴリー:雑記 タグ:

昨日の王位戦、中村亮六段戦は負けでした。
総括すると、序盤は研究不足から模様を悪くしてしまい、そこからマシな辛抱を選べて中盤はねじり合いが続き、お互いに時間が少なくなってからの終盤戦でこちらがミスを重ねて抜け出されてしまったという内容でした。
序盤で103分の長考、プロ入りしてから長時間の対局では初の双方一分将棋、読み負けている点を多々感じる、その他にも色々と、収穫と感じる材料が鬼のようにあったので、これまで指した対局の中で最も強くなれる1局だったと思います。
お昼は1250円の中華弁当を食べて、なかなかボリュームがあるなと思いました。

しばらく非公開になっていた銀河戦予選の結果も発表されましたので、この辺りでデビューからの戦績を整理してみたいと思います。

6月3日  棋聖戦 ● 大橋六段
8月12日 朝日杯 〇 増田裕六段
8月12日 朝日杯 ● 長沼七段(現八段)
8月28日 王位戦 〇 浦野八段 折田の注文は親なん定食のうどん
9月4日  銀河戦 〇 山本真六段
9月4日  銀河戦 〇 安用寺六段
9月15日 王座戦 ● 小林健九段 折田の注文は黒毛和牛カレーうどん
9月25日 王位戦 ● 中村亮六段 折田の注文は中華弁当

以上で4勝4敗となりました。8月からは有難いことに対局が増えてきました。
いつも書いておりますが、対局が本当に楽しいです。ひどいミスをして劣勢に陥ってからの時間だけは楽しくなかったかもしれませんが(苦笑)

初の4時間対局(王位戦)を勝てたこと、アマ時代からの銀河戦との相性の良さを継続できたことは大きな好材料です。
プロ入りを決めてから半年ほどになりますが、自分の将棋のつくり、勉強法、対局準備の方法、などあらゆる面を抜本的に構造改革してきましたので実験的要素がかなりあり、実際の対局でどう出るかは不安な面がありました。勉強法などは時節柄変えざるを得ない部分もあります。
それだけに銀河戦で、2局ともまずまずの内容で連勝できたのは大きな自信になりました。

直近の2連敗は5時間、4時間と長時間対局が続き、そこでは内容的にも、根本的な将棋の実力不足、地力不足が露呈したと思います。
どちらの対局も自分のものすごく重大な欠点や課題に気づかされたり、将棋の奥深さ、プロの底力を体感したりと、いつも書いておりますが本当に1局指すごとに強くなれると感じます。
ですので負けてしまって次の対局が指せないのは非常に残念です。
3連勝で順位戦参加に向けて調子づいていきたいところでしたが、当然ながら甘くはない、というか自分の甘さをひしひしと感じてますね。

食事面では、親なん定食のうどん、黒毛和牛カレーうどん、中華弁当の3つを経験しました。
どれもおいしくいただいておりますが、まだ「大好き!」というメニューは発見できておりませんので、生涯の相棒に出会えるよう今後も色々なメニューにチャレンジしていきたいと思います。

4時間以上の将棋を3局指せて少しずつ長時間対局にも慣れてきましたので、経験値信者の自分らしくこれから巻き返していきたい所存です。
やはりモノが違うというか、最初から勝ちまくっている新四段同期の忍者服部くんはすごいなと思います。
順位戦に参加するためには1時間以内の棋戦で勝ち星を稼ぐ、という点は大きな要素となりますのでそういったルールで勝てる将棋を意識しつつ、長時間でも戦えるように実力をつけたいですね。
長時間(3時間以上)の持ち時間が予選の最初から設定されているのはフリークラスでは5棋戦でしょうか。

実力アップ、勝負、今後もすべてにおいて楽しみです。